定額(サブスク型)配信サービスのストリーミング再生・ダウンロード再生の違い

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ストリーミングとダウンロード特徴・違い
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皆さんはストリーミング再生とダウンロード再生を知っていますか?
言葉は知っていてもそれらがどんな特徴でどう違うのか知らない人も多いのではないでしょうか?

動画や漫画などのサブスク型配信サービスは基本的にストリーミング再生となっていますが、ダウンロード機能が付いているサービスもあります。

ここでは主にサブスク型配信サービスの知っておくと便利なストリーミング再生とダウンロード再生の違いなどについてご紹介していきたいと思います。

目次

ダウンロード再生とストリーミング再生の違いについて


定額(サブスク型)配信サービスは、主にストリーミングサービスになりますが、サブスク型ではなく、ダウンロード販売のみのサービスもあります。
その場合、例えば音楽ですと、毎月一定額を払って何曲でも聴き放題ではなく、一曲ずつ購入してからダウンロードして聴く仕組みです。

では、ストリーミング再生とダウンロード再生の違いをご紹介していきます。

待ち時間の違い

まず、どちらもデータをダウンロードするという点は同じですが、
ストリーミング再生はデータをダウンロードしながら再生するのに対して、
ダウンロード再生はデータを全部ダウンロードしてしまってから再生します。

そのため、すぐに見たいならストリーミング再生が向いています。

ただし、ダウンロード再生もデータをダウンロードする間は時間がかかりますが、一度ダウンロードしてしまえば再生するのに待ち時間はないです。

データの保存・オフライン再生の違い

次の違いとしては、ストリーミング再生は一時的にデータをダウンロードするだけで、ストリーミングの際にダウンロードされたデータは自動的に削除されるため、ストリーミングは端末自体にデータが残りません。

そのため、同じものをもう一度見たい場合も、もう一度データをダウンロードしなおす必要があります。
また、ダウンロードしながら再生する仕組みなので、オフラインでは再生出来ません。

一方、ダウンロード再生端末自体にデータが残ります。
端末にデータを保存できる為、データさえあれば再生するのに通信する必要は無いので、電波が無くても再生できるオフライン再生が出来ます。

ただ、データを保存するのに端末自体の容量を圧迫するので無限に保存出来る訳ではありません。

ちなみに、音楽配信サービスなどは、ストリーミング再生でも一時的にキャッシュが保存されている場合があり、リピート再生などで同じ曲を何回も聞いたりする場合、キャッシュが保存されている限りは通信量があまりかからず、すぐに途切れる事なく再生できる事があります。

スキップ時タイムラグの違い

では次の違いですが、例えば雑誌や漫画を数ページ飛ばし読みしたり、動画を大幅に巻き戻したり早送りする場合、ストリーミング再生だとその都度ダウンロードが入るので、大幅に巻き戻ししたりした場合に少し読み込み時間が入りますが(読み込み時間の長さは通信環境による)、ダウンロード再生だと、どれだけ巻き戻しや早送りをしてもノータイムで再生されるので、ストレスが無く見ることができます。

画質の違い

特に動画配信サービスの場合、速度制限下などで通信が不安定だと、ストリーミング再生だと映像が止まったり画質が悪くなったりしますが、ダウンロード再生だとそもそも通信する必要がないのでそれがないです。

ストリーミング再生では、再生が途切れないように通信が不安定な場合は低めの画質で、通信が安定している時は高画質にと、画質を自動調節される場合があります。
配信サービスにもよりますが、画質を自動調節するかそうでないか選べるサービスもあります。

ダウンロード再生時は、画質固定でダウンロードされるので、再生時に画質が変わる事はありません。自分の好きな画質設定でダウンロードしましょう。

ただし、より高画質な物になるほどダウンロードの際のデータ通信量が増加し、端末容量も圧迫する事になるのでその点は注意してダウンロードしましょう。

データ通信量の違い

ここでは、通信量が1番気になる動画配信サービスをメインに説明します。

ストリーミング時とダウンロード時(動画を端末にダウンロードする時)の通信量の違いですが、
1つの作品を何度も見る場合にはダウンロード再生の方がダウンロード回数は一度でいいので通信量を抑えられます。
ストリーミングだと、同じ作品をもう一度見た場合、もう一度ダウンロードしながら再生することになるので、結果2回ダウンロードする事になります。

次に色々な作品を見る場合ですが、
全く同じ条件ならば、基本はダウンロード時よりストリーミング時の通信量の方が高くなる傾向にあるようです。
ただし、ストリーミングは通信状態によって画質を自動調節される場合があり、長い時間低画質に調節された場合はダウンロード時よりも通信量が少なくなる可能性があるので、一概にダウンロードの方が通信量が少ないとは言えません。

また、画質と視聴端末によっても通信量は変わります。

例えば、Amazon prime videoの画質設定を例に出すと、画質“中”であれば、ダウンロード時もストリーミング時もあまり違いはありません。
ただ、画質“高”や“最高”など、高画質になる程ストリーミング時よりもダウンロード時のデータ通信量の方が少なく、ダウンロード時とストリーミング時の通信量の差はより顕著になります。

では、色々な作品を見る場合ですが、私のオススメとしては、「“中”画質でストリーミング」がオススメです。
スマホサイズの端末であれば、“中”画質でも十分ストレスなく見れます。字幕もちゃんと見れます。(他の動画配信サービスでは、“低”や“標準”など表記は違いますが、スマホで見る分には低めの画質で十分だと思います。)

“中”画質でストリーミングがオススメな理由は、色々な作品を見るのにいちいちダウンロードするのは手間で、しかも画質低めなら若干は違えど、びっくりするほど通信量が違うわけでは無いからです。

逆に、テレビとか大きな画面で高画質で見たいんだ!って人は高画質の設定にしてダウンロードしてから、テレビとミラーリングするなどして再生すれば、高画質動画のストリーミング再生よりも通信量が抑えられるはずです。

ただ、ダウンロード再生だとオフラインで再生が出来るので、色々な作品を見る場合であっても、外出時などWi-Fi環境にない場合に通信量を節約するという意味では、Wi-Fi環境下で事前にダウンロードしておいて外出時などにオフラインで再生するという事をおすすめします。

ですがここまでは、通信量が気になる方向けなので、通信量が全く気にならない環境の人はストリーミングだろうが、テレビだろうが、画質設定“最高”でも気にせずガンガン見ちゃって下さい。

ちなみに、ダウンロードにかかる時間は画質や通信環境などによって変わるので、なんとも言えません。
ただ、これから5Gの普及に伴ってダウンロード時間などもより短くなる事が期待されます。

ダウンロード可能なサービスであっても、パソコンなど、一部端末に対応していないことがあります。ダウンロード再生の対応デバイスを確認しましょう。



ここまで聞くと、ダウンロード再生が魅力的に感じますが、新作など、作品やサービスによってはダウンロード出来ない場合があるので、その場合はストリーミング再生しか出来ません。

逆に言えば、ストリーミング再生ならほぼ全ての作品や配信サービスで再生可能という事です。

ストリーミング再生・ダウンロード再生の違い比較まとめ


では、これまでの説明を踏まえて、ストリーミング再生とダウンロード再生のメリットデメリットをまとめて見てみましょう。

ストリーミング・ダウンロード比較表

ストリーミング再生ダウンロード再生
データの保存 されない される
オフライン再生 不可 可能
再生2周目再度通信 あり なし
端末容量の圧迫 なし あり
再生までの待ち時間 なし あり
(初回再生時)
スキップ時タイムラグ あり
(通信状態による)

なし
画質 不安定
(通信状態による)

安定

ストリーミング再生のメリット・デメリット

デメリット
メリット
  • データを保存出来ない
  • オフライン再生不可
  • 再生2周目も再度通信が必要
  • 大幅スキップ時タイムラグあり(通信状態による)
  • 画質不安定(通信状態に合わせて画質が変わる)
  • 即再生可能
  • 全ての配信サービスの作品が再生可能
  • データを端末に保存しないので、端末容量の圧迫が無い。

ダウンロード再生のメリット・デメリット

デメリット
メリット
  • 再生までの待ち時間あり(初回ダウンロード時。ダウンロード時間もかなりかかる。)
  • 作品や配信サービスによって制限があり、ダウンロード再生出来ない場合がある
  • データを端末に保存するため、端末容量の圧迫がある。
  • 端末に保存可能
  • オフライン再生可能
  • 再生2周目再度通信不要
  • 大幅スキップ時タイムラグ無し
  • 画質安定



ここまで見ると、ダウンロード再生は魅力的ですが、音楽・動画・漫画など大量にダウンロードし過ぎるとかなり端末容量が圧迫されてしまいます。
ストリーミング再生は不便な面もありますが、端末容量を圧迫されずに無限に気にせず見れるので、それぞれのメリットデメリットを踏まえて考えながら使っていきましょう。

ダウンロードしたものはどこに保存されるのか。

では、ダウンロード再生の為にダウンロードしたデータは端末のどこに保存されるのかですが、
まず、動画や漫画などの作品自体を見たい場合はダウンロード元のアプリの方から見る事が出来ます。
(ダウンロード専用のアプリがある場合もあり、その場合はそのアプリから作品を見ます)

次に、作品のファイルデータの保存場所は、スマホなどの端末自体のストレージか、Androidの場合はSDカードに保存可能な場合もあります。

ストレージの確認はスマホの設定アプリから確認出来ます。
iPhoneの場合は、[設定→一般→iPhoneストレージ]から確認出来ると思います。



作品をダウンロードした場合のストレージ容量を端末で確認する際、写真や動画などの“メディア“の欄が増えるのではなく、作品をダウンロードした“アプリ”自体の容量が増えるイメージです。

例えば、prime videoで作品をダウンロードした場合はprime videoのアプリが、Huluで作品をダウンロードした場合はHuluのアプリの容量(GB)が増えているはずです。


気をつけなければいけないのは、アプリの削除や、アプリからサインアウトしてしまうとダウンロードした作品がダウンロード済みから削除されてしまう場合があるので、注意して下さい。(再ダウンロードは出来ます。)

ダウンロードした際の消費ストレージ容量の目安

ここでは、ダウンロード再生の為に端末にデータを保存した際の端末のストレージ容量がどのくらい消費されるのかの目安を出していきますので、ダウンロードする際の参考にされて下さい。

結論、画質や作品の長さなどによっても作品ごとの容量は変わり、漫画や雑誌だと、カラーかどうかや写真の多さによっても容量は変わります。
逆に、小説のように文字のみの場合は容量は小さくなります。
配信サービスによっても圧縮方法などの違いで差が出る場合があります。

以下に、動画や漫画をダウンロードした際にどのくらいストレージ容量を消費するのかの大体の目安を記しておきます。

ストレージ消費容量目安
  • 動画 120分 1.8GB
  • 音楽 1曲10MB (100曲1GB)
  • 漫画 1冊40〜150MB (10〜25冊1GB)
    (仮に漫画1冊70MBだとすると、15冊で大体1GBになる。)
  • 雑誌1冊50〜300MB(3〜20冊1GB)
    (仮に雑誌1冊130MBとすると、8冊で大体1GBになる。)

あくまで目安なので、参考程度にして下さい。

※GBやMBとありますが、ダウンロードした際の消費するストレージ容量の目安であって、通信量の目安ではありません。

機種変更や解約した際にダウンロードしたものはどうなるのか

基本的に端末にデータが保存されているので、端末を変更したら、また新しい端末で再度ダウンロードする必要があります。

購入した作品であっても、購入したというデータは引き継がれますが、作品自体は再度ダウンロードする必要があります。

また、解約した際は、見放題サービスでダウンロードした作品はダウンロードから削除されますが、購入した作品は引き続き閲覧可能な事が多いです。
(見放題サービスの“解約”ではなく、サービスそのものを“退会”してしまうと購入作品でも見れなくなる場合があるので、注意してください。)

サブスク型配信サービスはダウンロード機能があるものを選ぶ

特に、常にWi-Fi環境にいない人や、電波の届かない場所に行く事が多い人は、配信サービスを選ぶ際にダウンロード機能があるかどうかも考えましょう。

ただし、ダウンロード再生は出来てもログインなどの認証の為に完全にオフラインでは再生出来ないサービスもある事に注意しましょう。

ダウンロードした作品自体はオフラインで見れるので安心してください。

目的に合わせて使い分ける

ここまでで、ストリーミングとダウンロードの特徴や違いをご紹介してきましたが、それを踏まえた上で、すぐに見たいものはストリーミング、後でオフラインで見たいものはダウンロードなど、目的に合わせた使い方をオススメします。

例えば家にしかWi-Fiがない場合、何度も見たい作品・後で見たい作品は、家事の合間などにダウンロードしておいて、 Wi-Fi環境下にない外出時や、機内など電波の入らない所でオフライン再生で見る。
すぐに見たいものやダウンロード対象外作品は Wi-Fi環境下でストリーミングで見るという風な使い方です。

また、ポケットWi-Fiなどで常にWi-Fi環境にある場合でも、山間部などでWi-Fiが入りづらい場合や、災害時に電波が入らなくなってしまった場合の為に何度も見たい作品や、気になる作品をダウンロードしておく事をオススメします。

ダウンロードした作品でも、配信期限や視聴期限が来るとその作品は見れなくなる事には注意しましょう。
また、端末にダウンロード出来る作品数に上限がある場合があるので、上限に達した場合、見終わったダウンロード済みの作品を削除するなどして枠を増やしましょう。

通信量が気になるならWi-Fiを導入

動画を何本も見る人は2.30G程度でもすぐに使い切ってしまいます。
Wi-Fiや光回線がなくて通信量が気になる場合は、 Wi-Fi環境下であらかじめ作品をダウンロードしておくか、 Wi-Fiもしくは光回線の導入を検討しましょう。

まとめ

それでは、これまでの事を踏まえて、ストリーミング再生とダウンロード再生の違いや特徴、注意点をまとめていきましょう。

ストリーミングとダウンロードの大きな違いは、
オフライン再生・ストレージ容量の圧迫・スキップ時タイムラグ・画質
と、この5つ。

ストリーミング・ダウンロード特徴まとめ

  • ストレージの消費容量は画質や作品などによっても大きく変わる
  • 作品をダウンロードした際のデータは端末のストレージ(SDカードに保存可能な場合もある)に保存される。作品自体はダウンロード元のアプリから閲覧可能。(ダウンロード専用のアプリの場合もある。)
  • 機種変更した際は再度ダウンロードが必要。購入したものは、機種変更でデータが消える事はないが、再ダウンロードが必要(ただし、退会すると購入データも消える可能性あり。)
  • ダウンロード機能が欲しいならダウンロード機能が付いているサブスク配信サービスを選ぶ
  • ダウンロード再生でも、ログインなどの認証に通信が必要な場合があり、完全オフラインで再生出来ない場合がある事に注意。
  • Wi-Fi環境下では後で見たい作品をダウンロード、すぐに見たい作品はストリーミング再生で見て、 Wi-Fiや電波のない環境ではダウンロードした作品をオフライン再生で見る。という風に使い分けるのがおすすめ。
ダウンロードの際に気にする事
  • サービス毎のダウンロード可能上限
    (無制限なら気にしなくていい)
  • 視聴期限/配信期限
  • スマホ本体のストレージ容量
    (容量がいっぱいになると他のアプリのインストールや他の作品をダウンロード出来なくなるなどの弊害が出る)


いかがだったでしょうか?
ストリーミング再生とダウンロード再生の違いを知ってそれぞれを上手く使いこなす事でより
多くの作品を楽しむ事が出来ると思います。

それでは、充実したサブスク配信サービスライフをお過ごし下さい。

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