読書を習慣化したい気持ちはあるのに、忙しくてなかなか本が読めない・読みたい本がない・毎日の読書がなかなか続かない…。
そんな風に悩んでいませんか?
もし読書で自分を磨きたい・人生を変えたいと思うのなら、まずは少しずつで良いので、これから説明する方法を参考に読書の習慣をつけていきましょう。
一度習慣化してしまえば、毎日自然と本を読むことができます。
何なら本を読まないと落ち着かなくなるかもしれません。
この記事を読むことによって、読書習慣をつける方法やポイントが分かり、読みたい本の見つけ方を参考にする事によって、次々読みたい本が見つけられるようになるでしょう。
読書習慣をつけるメリット
達成感が得られる
どんな本にも終わりがあり、本を1冊読み終わるだけでも、読み終わったという達成感が得られますし、記録をつけていれば、この期間で◯冊も読んだ!スキマ時間だけでも○時間も読んでる!と達成感があります。
達成感を味わえれば、何かをやり遂げられたという自信にも繋がります。
本が好きになる
最初は本にあまり興味がなかったとしても、毎日何かしらの本を読んでいると日常的に本に興味を持つようになります。
やがて本を読むことに抵抗がなくなり、活字への苦手意識も薄れていきます。
本を読んでいくうちに良書に出会ったり、人生や物の考え方が変わったりする事があったなら、そこから一気に本が好きになります。
時間を忘れてのめり込んで読むような1冊に出会えると良いですね。
日常的に読書の恩恵を受けられる
本を読むのが習慣化すれば、日常的に知識を取り入れることが出来るので、物知りになったり、ボキャブラリーが上がったり、感受性が豊かになったり、語彙力が上がったりと、読書のメリットという恩恵を毎日受けられる上に、本自体によって得られるものも大きいので、周りの人よりも1歩進んだ精神性を身につけることが可能になるでしょう。
読書のメリットについてはこちらの記事で解説しています。
読書習慣が付かない理由
目標設定が悪い
最初から1週間で○冊・1ヶ月で○冊読むなどの目標は高すぎます。
さらに、1週間・1ヶ月などの期間で区切ると、目標達成までの道のりが長いので、達成感が得られず挫折してしまう原因になります。
目標は少しずつコツコツ達成できるものがおすすめです。
具体的な目標の立て方については後ほど説明します。
<すぐに知りたい方はスキップ↓>
最初は読書を続けることが目的なので、最悪目標は立てなくても。
読書がバッチリ習慣化されてから具体的な目標を立てても良いかもしれません。
難しい内容、読みにくい内容の本を読んでいる
最初から難しい本や読みにくい本を選んでしまうと、途中で飽きてしまったり、だんだん読むのが苦痛になってしまい、結局挫折してしまいます。
本で少しでも勉強したい気持ちは分かりますが、まずは簡単で読みやすい本から入ったり、読んでいて楽しいと思える本を選びましょう。
本は楽しいということを脳に覚えさせなければ、「本=難しい・苦痛」となってしまいます。
集中力が続かず諦めてしまう
何度本を読もうとしても読むたびに集中力が続かず、本を読むのを諦めてしまっていませんか?
スマホの通知やテレビ、人の声など、気が散る環境にいるせいで集中できなかったり、そもそも活字を集中して長時間読むことができない場合も。
そんな時は、自分にとって集中できる環境づくりも大切です。
どうしても集中力が続かないなら、長時間読む必要はなく、毎日少しづつでも読み進めていくことが大事。
例えば、Twitterのような短文だと集中することなく読めるはずです。
なので、自分が読めるところまででいいので、最初から集中しようとしなくてもいいです。
少しずつでも続けていくうちに、徐々に集中できる時間が伸びていきます。
また、自然と集中できるような本を選ぶことも大事です。
集中力がない時の対策方法について、こちらの記事でも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
まとまった時間を取って読もうとしている
本を読もうとする時に、まとまった時間が取れたら読もうと思っていませんか?
本はまとまった時間にゆっくり読むものだと思い込んでいる場合がありますが、実はそうでもなく、10分程度のわずかな時間でも本は読むことが出来ます。
もちろん、じっくり読むということは出来ませんし、少し読んだら続きが気になる事もあるかもしれません。
ただ、読み進めるという目的だけなら、10分という時間でも十分読み進めることができますし、続きが気になるくらいの方が本を読むモチベーションにもつながります。
読むならちゃんと読まないとと思う
特に完璧主義の人に多いのですが(私もそうですが)、読むからには内容をしっかり理解しないととか、1行ずつちゃんと読まないととか、読むからには最後まで読まないととか、細かいことまできちんと知りたい…という風に、本を読むならちゃんと読まないと!…と、肩肘張りすぎてしまっていませんか?
その結果、本を読むのが苦痛になり、本からどんどん遠ざかってしまう事になってしまいます。
なので、まずは完璧主義をやめ、流し読みでもいい・最後まで読めなくてもいい・全部理解しなくてもいいという考えに切り替えて、楽な気持ちで本に取り組みましょう。
本に対する苦手意識が強い
元々、知識をつけたい・成功したいなど、本自体が好きで読み始めたのではない場合には、「本を読まなければ!」と、無理やり本を読もうとしているけれども、本が好きな訳ではないので、途中で本を読むのに飽きてしまい、苦行のように感じてどんどん本への苦手意識が強まり、本を敬遠してしまっている可能性があります。
また、本は漫画や雑誌と違って文章のみとなっているので、元々活字に苦手意識がある方も多いかと思います。
そういった方はきっと本に対して教科書と同じように堅くてつまらないという意識を持っているのではないでしょうか?
ですが、私たちは日常的に文章に触れています。
例えば、Twitter・ネットニュース・ブログなど、様々な文章に触れています。
違いといえば、本と違って短文であり、好きなものだけを選んで読んで、飽きたら次の物に進んでいるという事です。
ですのでこれを本でも同様に、「好きなものを・少しだけ・飽きたら次に」とすればいいのです。
これは結局、先ほどの項目同様、本はちゃんと読まないとという意識や、つまらないという先入観が苦手意識を生んでいるのではないでしょうか。
読みたい本がない
読書の習慣は付けたいけど、そもそも読みたい本がない・何を読んだら良いか分からない事がありませんか?
読書習慣を付ける為には、毎日何かしらの本を読む必要があるため、読む本を次々見つけていく必要があります。
もしも読みたい本がわからないときは、自分の興味がある本を探してみたり、誰かにおすすめしてもらったりしましょう。
モチベーションが続かない
最初は「本を読むぞ!」と意気込んでいても、毎日読むうちに段々と飽きてきて、もう読まなくてもいいかな…となっていませんか?
本自体が好きなのではなく、何となく知識をつけたい・成功したい・何となく読んでおいた方がいい気がする…だと、モチベーションが続かず挫折してしまいます。
なので、まずは本を好きになるようにしましょう。
さらに言えば、どんな知識をつけたいのか・どんな形で成功したいのか・何の為に本を読むのか、など、本を読む具体的な目的があると、自分がどんな本を読めば良いのか分かりやすくなりますし、モチベーションも続きやすいです。
例えば、
・想像の世界に没頭して現実を忘れるひとときが欲しい
・あらゆる映画を原作小説と共に楽しみたい
・日本の歴史を体系的に学びたい、歴史の裏側が知りたい
・ビジネス書をガンガン読んで売り上げアップを目指したい(出来ればいくらという具体的な目標があると更に良い)
・自己啓発や成功者の自伝を読んで理想の自分に近づきたい(具体的な理想があるといい)
などのように、自分が本を読む具体的な目的を考えてみましょう。
ちなみに私の場合、あらゆる事に興味がありそれらを満遍なく学びたいと思った時に、比較的ピンポイントな情報であるネットよりも、体系的に満遍なく学べるという理由で本を選択しました。
理想を言えば、毎日歯を磨くように、本を読む時間だから本を読む。
なんなら何も考えず自然と本を開いているという状態に持っていけるのがベストです。
途中で挫折しないよう、読みたくないのに読むというような無理をせず、毎日コツコツと楽しんでやっていけるペースを維持することが大切です。
また、何かを習慣にするには最低でも3週間は必要なので、気長にコツコツ本と向き合っていきましょう。
読書習慣をつける方法
ここからは、読書習慣をつける方法を解説していきますので、順番にやってみましょう。
目標設定を低くする
目標は本を読む習慣が付いてからでもいいのですが、目標があった方がやる気が出る!という人は目標を立てていきましょう。
目標を立てるとき、1週間で○冊・1ヶ月で○冊読むといった目標はハードルが低いように見えて高いです。
達成感を得てより習慣化しやすくする為には、コツコツと小さな目標を達成していくことが効果的です。
その為には、もっとハードルを低くする必要があるため、まずは1日1.2ページや1日5分、10分といった低い目標を立てましょう。
1日1ページや5分といった目標は「いくらなんでも低すぎるよ」と思うかもしれませんが、習慣化されておらず、本を読むという行動を体が楽に出来る状態ではないので、そのうち1日5分すら出来ない・やる気がないという日がやって来る可能性があります。
なので、最初のハードルは低すぎるくらいでちょうど良いです。
また、目標はメモアプリでも待受でも紙でもどこでも良いので、よく見る場所に書き出しておきましょう。
目標を毎日確実にこなせるようになったら、達成が可能な程度に少しずつ目標を上げていきましょう。
もちろん、自分がノっていてどんどん読めるという日はどんどん読んでください。
目標はあくまで最低ラインの目安です。
本を読む時間・場所を決める
「この時間は本を読む時間」という時間を事前に決めておきましょう。
なるべく毎日確保できて予定が崩れにくい時間に決めるといいです。
時間は「何時に」でも、「寝る前に」「お風呂上がりに」でもいいので、この時はこれをする、というのを決めておき、毎日その時間が来たら本を手に取るという風にすることで、体に習慣を覚えさせます。
出来れば、本を読む場所も決めておくと良いでしょう。
いわば定位置で、本を読む場所を決めておけばその場所に行くと自然と本を読むスイッチが入りやすくなります。
本を読む場所は、試行錯誤してみて自分が一番落ち着いて読める場所を探しましょう。
人のよってはカフェや図書館など、多少の雑音があった方が集中して読めるという人もいますし、無音でソファで読む方が落ち着いて読めるという人もいます。
また、人がいる場所の方が気が張って集中して読めるという場合もあります。
ただ、近くの公園など外で読んでもいいのですが、雨の日でも環境を変えずに読めるように、なるべく読む場所を屋内に決めておく方がいいでしょう。
本を読むことが習慣化された後で、たまの気分転換に外で読むのはいいと思います。
忙しい人はスキマ時間を読書に変える
普段の生活の中で、忙しくてなかなか決まった時間を取れないという人におすすめなのが、たまに出来たスキマ時間を読書にあてるといった方法です。
通勤などのスキマ時間や待ち合わせなどの暇な時間はスマホでゲームをしたり、YouTubeを見たりしているかもしれませんが、その時間を読書に当ててみましょう。
コツは、暇な時間に無意識にしている事を意識的に読書にすることです。
例えば、暇な時間はYouTubeを見ているなら、<暇な時間→YouTube>が癖づいています。なので最初は意識的に<暇な時間→読書>に変えてみましょう。
それを繰り返していくと、ある日無意識に本を開いていることに気がつくはずです。
常に本を持ち歩くのはかさばったり、本がヨレたりする可能性があるので、おすすめは電子書籍です。
スキマ時間はあっても満員電車などで手が使えない状況なら、オーディオブックをおすすめします。
オーディオブックでの読書は、紙の本よりも受動的になるので、楽に読書でき、習慣化しやすいです。
環境を整える
本をより集中して読みやすくするために、事前に本を読む環境を整えることも考えてみましょう。
環境を整える事で本を読むモチベーションも上がります。
例えば、
・本を見やすくしたり目が悪くならないように読書灯を買ってみる
・いつでも本が読めるよう本をすぐに取り出せる場所におく
・通勤電車でも読みやすいようブックカバーを購入する
・どこでも持ち運べるように電子書籍リーダーを購入する
・モチベーションが少しでも上がるように自分の好きな栞を買ってみる
・物音があると集中できないなら耳栓を用意する
といった感じです。
集中できる環境は人によるので、音がある方がいいのか、ない方がいいのかで、どの環境で読むのか考えたり、集中を途切れさせる原因であるテレビやスマホの通知を切るといった工夫をするとより集中しやすくなります。
まずは自分の好きな本を選ぶ
本への苦手意識の所でも話しましたが、そもそも本が好きではない場合には、無理矢理読み進めて行っても本に対する苦手意識が強まるだけです。
ですので、最初は「本で知識をつけたい」というような考えは置いておいて、まずは本を読む事に慣れたり、本を好きになる事から始めると良いでしょう。
そして、本を読むことに慣れてきたら、自分の目的の為の本を読んでみましょう。
最初は本を勉強の為ではなく、娯楽としての意識で読んでみましょう。
ただ、勉強の為の本を読む事が楽しいと感じるなら、勉強の為の本でも読んでもらって構いません。
習慣化の為には、まずは「本を読むのは楽しい!」と心から感じられるようにする事が大事です。
とにかく毎日本に触れる
自分の好きな本を選んだら、早速その本を読んでいきましょう。
本を読む習慣をつけていくには、やはり最初は意識的に読書を習慣化させる努力が必要です。
なので、まずは毎日本を意識することから始めます。
ですが、体調や日によって読めるペースは変わってきますし、今日は読みたくないなんて日もあるかもしれません。
そんな時は、とりあえず本を開いてぼーっと眺めましょう。
少しでも読めるなら1ページでも1行でも読んでみましょう。
それでも読む気が起きないなら、そのまま本を閉じて大丈夫です。
とにかく毎日本に触れるようにしましょう。
どれだけやる気がなくとも、本に触れることすらないという事だけは避け、本を開いて眺めるだけでもいいので、必ず毎日しましょう。
読書記録をつける
読書の記録をつけると、記録を振り返った時に達成感があり、それが自分の自信にもつながり、自己肯定感も上がるのでぜひとり入れて欲しいです。
記録する方法は自由で、ストップウォッチを使って読んだ時間を記録してもいいですし、何ページ読んだかでも良いです。
読めない日は何秒や何行といった記録でもいいので、必ず毎日記録をつけていきましょう。
また、読書の記録をするアプリもあるので、そちらを活用してもいいでしょう。
最初のうちは本を読む気にならない日もあるでしょうから、そんな時は先ほど紹介した「本に触れる」だけで良いので、本に触れただけの日も必ず記録していきましょう。
記録が続いているというだけでも、それを見て記録を途切れさせたくないというモチベーションにも繋がります。
そして、毎日記録することも立派な習慣の一つです。
定期的に読みたい本を探す
本を読み終わってから本を探すまでの間の「読まない期間」があると続かなくなるという人は、今ある本を読み終わったら次に読みたい本を探しましょう。
そうすることで、毎日途切れることなく本を読むことが出来ます。
本が積読になりそうで怖いなら、今読んでいる本を読み終わるくらいに探しましょう。
本を探していて違う本が読みたくなったなら、可能ならば今読んでいる本と併読しても良いですし、今の本に飽きてきたなら違う本に移っても問題ありません。
読書仲間を作る
一人で黙々と本を読んでも楽しいですが、周りに本を読んでいる人がいるのなら、その人におすすめの本を聞いたり、本の貸し借りをするなど、本を通じてコミュニケーションをするだけでも楽しいですし、より本が好きになります。
また、その人と会った時に本の話題になったりすることで、モチベーションも維持しやすいです。
もしも周りにそのような人がいないなら、SNSやオンラインサロンを活用して本好きの人たちと繋がるだけでもいいですし、リアルなコミニュケーションがしたいなら読書サークルに入ったり、読書会などのイベントに参加してみてもいいでしょう。
イベントは「読書会 (市や県名)」「読書 イベント (市や県名)」などで調べると近くで開催されている読書イベントを調べることが出来ます。
このように、誰かと共通の趣味を持って語り合ったりするだけで、その対象にのめり込みやすくなり、一人では味わえない楽しさがあったり、自分とは違う視点で見る事による発見もあったりします。
習慣をつけるポイント
目標は達成できなくてもいい
目標はあくまで目安で、大切なのは毎日続ける事なので、目標が達成できなかったからといって落ち込んだり、モチベーションが下がる必要はありません。
例えその日は目標を達成できなかったとしても、毎日本に触れることができているならば、まずは毎日本に触れる事ができているという自分を褒めて、自信を持ちましょう。
毎日本に触れているという記録を見て、モチベーションを上げてもいいでしょう。
目標を本格的に達成していくのは、本を読む習慣化が出来てからでも遅くないです。
自分なりの計画を立てる
〇〇なら〇〇をするという風に、いつもしている事にくっつけていつ何をするか決めておくといいでしょう。
例えば、電車の中では本を読む・朝起きて顔を洗ったら本を読む・朝カフェに行ったら本を読む、など。
スキマ時間を読書の時間にするのか、それともこの時間は読書の時間と決めるのか、自分が一番習慣化しやすいと思う方法を探っていきましょう。
可能ならば、お風呂を少し早く上がる・いつもより少し早起きするといった感じで5分・10分でも読書の時間を作るという方法もあります。
また、朝読むと決めていても読めなかった場合は隙間時間に少し読む、などのように、計画が崩れてしまった場合の代替案も事前に考えておくと計画が崩れてしまった時もモチベーションが下がらず、決まった時間でなくとも毎日読むという習慣は達成されます。
まずは簡単な本、読むのが楽しい本から入る
本を読むことに慣れていないうちからいきなり難しい内容の本や読みにくい内容の本を読んでも難しくて嫌になる可能性があり、そのせいで続かなかったら意味がありません。
まずは簡単な本・読みやすい本から入り、本は楽しい物と身体に覚え込ませましょう。
難しい本は、本を読む習慣が付いてからチャレンジしましょう。
簡単な本で言うと、文章に分かりやすいよう色や図解がついていたり、写真やイラストがついているものがおすすめです。
本の楽しさを知るには、どこからでも読み進められるような本や、イラストなどがふんだんに入ったエンタメ性の強い本から始めましょう。
例えば、ダイエット・片づけのような実用書や、興味をそそられるようなノンフィクション、好きな芸能人の自伝なんかがおすすめ。
最近話題になったものだと、ホスト界の帝王ローランドさんの自伝や、浜崎あゆみとエイベックス社長の恋愛本などがあります。
他のジャンルでも、探せばエンタメ性の強い読みやすい本はたくさんあります。
元々何かを読む事自体がが苦手で、漫画すら集中して読めないというのであれば、まずは興味のある漫画や雑誌など、自分が読みやすいものから始めて、何かを読むという行為に慣れましょう。
しっかり読もうとせず、気楽に取り組む
本はお堅いイメージがあるからか、「よし、読むぞ!」と、どうしても読む時に気負ってしまいがちですが、別にダラダラ読んでもいいと思います。
体勢も寝ながら読んでもいいですし、枕元に本を置いておいて軽ーく読んでそのまま寝落ちするのでも全然いいと思います。
内容も、しっかり理解しようとして頑張って読むと、疲れて読むのが苦痛になってくるでしょう。
本の全てを理解する必要はなく大事な部分だけ理解していればいいので、流し読みでも構わないので、気負わず楽しく読みましょう。
コツとしては、漫画を読むような感覚で本を読むといいです。
漫画だとポテチでも食べながらゴロゴロ・ダラダラ読んでいて、読み始める時も「よし!読むぞ!」と思わなくても、自然と漫画の続きが気になって漫画を読んでいるのと同じように、本も気負わず自然と読めるようになるといいでしょう。
まずは読み終えてみる
必ずしも全ての本を読み終える必要はないですが、何でもいいのでまずは「1冊読み終えてみる」という体験をしてみるといいでしょう。
そうすると、毎日の目標達成とはまた違った満足感と達成感が生まれて、本を読む充実感が味わえます。
ただ、1冊と言っても内容や本の長さによっても違うので、まずは内容が簡単な短かめの本を選んで読み終えてみましょう。
時間がかかっても良いので読み終える事が大事です。
ただ、読み終えるという目標の性質上、どこからでも読めるような本は1冊通して読み終える必要が無いのであまり達成感がないかもしれません。
読み終える達成感が欲しいなら、まずは簡単な1冊完結の短編小説やライトノベルをおすすめします。
ストーリーがあった方が単調じゃないので読みやすく、挿絵が入っているようなものなら、なお読みやすいでしょう。
ストーリー物を読む時は、ただ文字を追うのではなく1つ1つを想像しながら読むと、読み進めやすいです。
途中で投げ出してもいい
完璧主義に多いのが、1回読み始めた本は最後まで読まないと…と思うこと。
それでもいいのですが、それで本を読むことが苦痛になったら本末転倒なので、読むのが苦痛な本なら途中で投げ出してもいいです。
その時はまた好きな違う本に変えて読んでいきましょう。
まずは本に毎日触れるという習慣をつけて、楽しく読み進められる本が見つかれば最後まで読んで達成感を得ましょう。
レビューや感想を書く
より本で知識を身につけたい方は、インプットした知識をアウトプットすることで
取り入れた知識が記憶に定着しやすくなります。
知識のアウトプットにおすすめなのが、読み終わった本のレビューや感想を書くことです。
SNSやレビュー機能を使って本の評価をしたり感想を書いたりすることで、きちんと内容を理解しているかや、何を学んだかの確認もでき、本を読んだ後の楽しみも増えます。
また、SNSでレビューや感想を発信していれば、本好きの人たちとも繋がれるチャンスが生まれますし、いいねやリツイートをもらえれば、それだけでも本を読むモチベーションに繋がります。
ただし、ネタバレにはネタバレ注意などと言う配慮はしましょう。
レビューや感想の書き方は自由ですが、ただ「面白かった」という簡単な感想よりも、本の内容を思い出しながらこういう所がよかった・こんな学びがあった・こんな所は少し微妙だったというような、具体的な物の方がアウトプットには有効です。
レビューしたりSNSで発信するのが恥ずかしいという人は、メモやノートに感想を書くだけでも効果的です。
ノートなどに本の内容をまとめるという方法も本の内容をきちんと理解したい人にはおすすめです。
本を読むおすすめの時間帯
本を読む時間を決める時に悩むのが、朝と夜どっちにすれば良いのかという事でしょう。
ここでは、朝に読む場合と夜に読む場合のメリットや、おすすめのジャンルを紹介していきますので、参考にしてみてください。
朝に読む
朝は何かとせわしないですが、朝に読書を取り入れてリラックスする時間を持つ事で、気分良く1日の良いスタートが切れます。
その為には、朝少し早く起きる必要はありますが、朝に読書をするという有意義な朝活になるでしょう。
朝は気分も体力も安定しているので続けやすく、脳が一番クリアな状態なので、頭にも入りやすいです。
夜だと、仕事で嫌な事があってどうしても読書する気分になれなかったりと、その日1日の気分に左右されますし、夜だと急な予定が入って計画が崩れたり、眠くて内容が頭に入らないなんて人も多いかと思います。
また、朝に本を読むと、本から学んだ事ををその日の内に実践することができるので、朝は読んだ内容を自分に取り入れるような能動的な読書に向いています。
具体的には、ビジネス書や自己啓発、実用書など本の内容を実践できるジャンルの本を読み、1日の中で本に書いてあった事どれかを実践することで、知識だけでなく自分の身になり、実際に手を動かすので本の内容を覚えておきやすいです。
また、実践してみることでこの方法は自分に合う合わないも分かります。
夜に読む
夜ですと、朝と違って気忙しくなく、よりリラックス・集中して読書に取り組む事が出来ます。
また、早起きする必要がなく、夜ご飯やお風呂の時間を少し早めるなど、時間の調整がしやすく、習慣化しやすいです。
読書自体にもリラックス効果があり、読書によって1日のストレスを解消する事ができ、寝る前にゆったりとする事で良い睡眠にも繋がります。
ただし、スマートフォンやタブレットから出るブルーライトには覚醒効果があると言われているので、夜読書をするならば、なるべく紙の本がいいでしょう。
電子書籍を読むなら、ブルーライトカットの設定をしたり、ブルーライトカットメガネを取り入れたり、明るさを暗くしたり・暖色にしたりと工夫しましょう。
また、夜は基本的に後は寝るだけなので、読んだ内容を実践しようとしても明日になったら忘れていることも多いですし、やる事をメモしておいても1日経つと読んだその日程のやる気はありません。
なので夜は、ビジネス書のような自分に取り入れたり実践したりする必要のない、気負わずリラックスして読める内容の本を読むといった受動的な読書がおすすめです。
具体的には、小説・エッセイ・自伝のようなジャンルがおすすめです。
習慣化する時間帯は結局自分次第
習慣化する時間帯は朝と夜どっちがいいのかと思うかもしれませんが、結局は自分が一番集中できたり、習慣化しやすかったりと自分に合った時間帯に決めるのがいいと思います。
例えば、朝習慣化しようとしても寝坊してしまったりギリギリまで寝てしまったりするなら、毎日習慣的に続ける事は難しいと思うので、そういった場合は夜の方が習慣化しやすいと思いますし、夜は残業や飲み会で予定が狂うことが多いなら、予定が狂いずらい朝に習慣化した方がいいと思います。
自分が朝型なのか夜型なのかによっても変わってきます。
朝と夜どっちも集中力が変わらないなら、私のおすすめは朝です。
なぜなら朝は、その日の気分・体力が安定していて、予定にも左右されないので、朝起きることさえ出来ていれば確実に習慣化しやすく、頭にも入りやすく、本の内容をその日のうちに実践し身につける事も出来るので、本を通して自己研鑽したい人にはかなりおすすめです。
ですが、時間帯は必ずしも朝か夜じゃないとダメという訳ではありません。
お昼休憩の時でも良いですし、夕方帰ってきてから少しの間読むというのでも良いので、自分にとって一番ベストな時間帯を探してみましょう。
まとめの欄にも朝と夜のメリットデメリットをまとめていますので、そちらも参考にしながら自分のベストな時間帯を考えてみて下さい。
最初は、いつが自分にベストな時間帯か分からないと思うので、いろんな時間に読書してみて、この時間帯なら毎日出来そうだという時間帯を見つけていきましょう。
もしくは、その日によって朝か夜のどちらかで読書をするというのでも良いでしょう。
朝と夜どちらの時間でも読書をしたいなら、朝と夜で本の種類を変えるのもおすすめです。
ですが、朝だから夜だからこのジャンルの本を絶対読まないとという訳ではなく、そういったジャンルがおすすめというだけなので、その時に自分が読みたいと思う本を優先して読みましょう。
読みたい本の見つけ方
誰かにおすすめされた本を読む
友人や知人で本を読んでいる人がいるのなら、その人からおすすめを聞いてもいいでしょう。
もしも、友人や知人からおすすめされる本が自分と合わないなら、ブログやSNSなどでおすすめされている本を読んでみて、自分と感性が合う人を見つけたら、その人をフォローしてその人がおすすめする本を読んでいってもいいでしょう。
例えばYouTubeでも、本のおすすめはもちろん、本の要約動画などもあるので、それらを参考にしてもいいかも知れません。
また、先輩や上司・成功している人からおすすめ本を聞くのもありです。
尊敬する人や成功している人が読んでいる本を読むことで、その人の成功の秘訣や価値観がわかるかもしれません。
また、本という価値観を共有することで社内の人間関係がスムーズになるかもしれません。
人気の本を読んでみる
とりあえず、人気の本や話題の本を読んでみるのもありです。
人気があったり話題になっているのなら、あまり失敗はないですし、流行にも敏感になれます。
話題の本やおすすめの本は、本屋で目立つ場所に平置きされていることが多いです。
他にも、本屋のポップやブログなどで書店員さんがおすすめしている本であったり、何かの賞を受賞した本であったり、SNSで話題の本などを読んでみましょう。
好きなことに関連する本を読む
好きな映画やドラマがあるなら、それの原作小説を読んでみたり、好きな漫画があるならその漫画のノベライズ版を読んでみたり、漫画やドラマの考察本などでも。
その作品のまた違った魅力に出会えるかもしれませんし、好きなことに関する本なので、関連する登場人物などの事前知識がすでにある状態なので、本の内容がスッと自分の中に入ってきます。
電子書籍なら、閲覧履歴などの自分の興味関心に基づくあなたへのおすすめが表示されたりするので、それらを参考にしてもいいでしょう。
ネットで本のあらすじを読んだり、レビューや口コミを見る
ネット通販などで本の商品ページに行くと、大抵はあらすじが書かれているので、そのあらすじを見て興味の湧く本を購入してみても。
ついでに、その本を購入した人のレビューや口コミも見れるので、それらも併せて参考にしてみても良いでしょう。
ただ、レビューなどを見るときはネタバレがある場合があるので注意してください。
本のレビューサイトや書評サイトを活用して気になる本を見つけてみても良いでしょう。
さまざまな本を試し読みしてみる
本屋や図書館に行って気になった本を次々試し読みしてみても。
気になる本の目次だけ読んだり、パラパラ読みをして、大体どんな内容なのかを確認しながら、じっくり読んでみたい本を見つけてみるのも良いでしょう。
出歩く時間がないのなら、電子書籍サイトやGoogleブックスなどネットでも試し読みができるので、それらを活用してもいいでしょう。
また、ネットで本を調べる際に「図解」と付けて検索すると読みやすい本が出てくる場合があります。
(ただ、「図解」と入っていなくても読みやすい本はたくさんあります。)
他にも、すでにアマゾンプライム会員なら、プライムリーディングという追加料金なしで読める本がいくつかあるので、それらをダウンロードして読んでもいいでしょう。
また、以下の記事ではAmazonで読める無料本の探し方などをまとめていますので、こちらの記事を参考に気になる無料本を探して読んでみてもいいかもしれません。
オンラインの書店やショップで特集を見てみる
オンライン書店なら楽天ブックスやhonto、オンラインショップならAmazonなどのショップでテーマに沿った本の特集が組まれている事があるので、それらを見ると読みたい本が見つかるかも知れません。
(オンラインショップの場合は本の特集が無い場合もあります。)
主に特集ページへはサイトのトップページやカテゴリーから入ることができる場合が多いです。
(Amazonでは、カテゴリーから“本”に入ると、絞り込みの“おすすめ”の所にベストセラー本や受賞作品が紹介されています。また、本カテゴリーページや絞り込みページにもAmazonでの人気商品などの情報が載っています。)
例えばhontoでは、ブックツリーというサービスがあり、著名人・作家・学者・編集者などの専門家らがブックキュレーターとなり、独自のテーマで集めた本を紹介しています。
hontoサイトにログイン後、閲覧履歴やお気に入りなどの自分の興味関心に合わせたブックツリーが、hontoトップに表示されます。
こういった特集やサービスを利用することで普段出会わない本との出会いがあるかも知れません。
まとめ
習慣をつけるメリットと習慣がつかない理由
読書習慣をつけるメリットは、達成感が得られたり、日常的に本に興味を持つようになったり、本を読むことによる恩恵を受けられたりする。
読書習慣がつかない理由は、まとまった時間をとろうとしている・本に対する苦手意識・モチベーションが続かないなどのメンタル面での理由や、目標設定が悪かったり、難しい内容を読もうとしていたりと自分に無理を強いている場合がある。
無理やり本を読もうとして本を読む事が苦痛になる場合が多い。
習慣をつける方法ステップまとめ
決まった時間が取れない人は、スキマ時間を活用する
- 定期的に読みたい本を探すことで、本を読み終わった時に次に読む本がないといった問題を防げる
- 可能なら、本を読んでいる友人と本について語ったり、もしくはネット上ならSNSやオンラインサロン、リアルならサークルや読書会などのイベントで読書仲間を作ってみても。
習慣化のポイントまとめ
・目標はあくまで目標なので、<本に触れる・記録する>が毎日達成できているなら目標を達成できていなくてもOK。
・習慣化しやすいと思う時間を決めて、なるべく他の習慣にくっ付ける。
他の時間を調節して読書の時間を作っても。
予定していた計画が崩れても立て直せるよう、代替案を考えておく。
・図解・写真・イラストが付いているような簡単な本や、エンタメ性の強い読みやすい本から始める。
元々何かを読む行為自体が苦手なら、漫画でも雑誌でも良いので何かを読むことに慣れる。
・ダラダラ寝ながら読んでも良いので、気楽に読む。
内容も、大枠の部分だけわかっていれば良く、全部理解しようとしなくていい。
・まずは何か1冊読み終えてみて満足感と達成感を味わってみる。
読み終えやすい本としておすすめなのが、1冊完結の短編小説やライトノベルがおすすめ。
・読むのが苦痛になったら途中で投げ出して違う本に移ってもいい。
・より本で知識をつけたい方はSNS・メモ・ノートなどにレビューや感想を書いてアウトプットする事がおすすめ。
本を読む時間帯メリットデメリットまとめ
朝に読む
メリット
デメリット
ビジネス書・自己啓発・実用書など能動的に読む必要のある内容の本
夜に読む
メリット
デメリット
小説・エッセイ・自伝などの受動的に読める内容の本
(寝る前なら、紙の本か、電子書籍なら明るさやブルーライトカットの工夫をする)
自分の一番習慣化しやすい・集中出来るベストな時間帯を見つける事が一番大事。
時間帯・ジャンルもおすすめであって、こうでないとという事は無いです。
いつがベストか分からなければ、色々な時間に読書して模索してみましょう。
読みたい本の見つけ方まとめ
・友人知人からおすすめの本を聞いたり、ブログ・SNSなどでおすすめの本を調べても。
YouTubeではおすすめ本以外にも本要約動画などがある。
先輩・上司・成功している人からおすすめ本を聞いて価値観を共有しても。
・書店員さんのポップ・ブログでおすすめの本、受賞作品、SNSで話題の本などといった、人気・話題の本を読んでみる
・好きな漫画やアニメのノベライズや考察本というような、自分の好きな事に関連する本を読む。電子書籍サイトなどのあなたへのおすすめを参考にしても。
・ネットで本のあらすじ・レビュー・口コミを見て参考にしても。ネタバレに注意。
・本屋・図書館・電子書籍・Googleブックスなどで試し読みしても。
すでにプライム会員なら、追加料金なしで一部の本が読み放題なのでダウンロードしてみても。
・オンライン書店・ショップの本の特集や、hontoのブックツリーを参考にしてみても。
ここまでで、読書習慣を付ける方法や読みたい本の見つけ方をご紹介して来ました。
この記事を見て、もう一度本を読むことにチャレンジしてみよう・本が読みたくなったという人は、すぐにでも毎日の目標や時間を計画して、読みたい本の見つけ方を参考に気になる本があるか調べてみましょう。
きっと読んでみたいと思う本が見つかるはずです。
ぜひ読書習慣をつけて、皆さんの人生が少しでも豊かになるよう祈っています。
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