本を読むメリットデメリットと読書効果を高める2つの方法を紹介 

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本・メリットデメリット、読書効果
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スマホやゲームなどの娯楽が豊富にあり、ネットで調べればすぐに欲しい情報が手に入る現代では、本を読む人も少なくなりつつある。

実際に、文化庁の全国16歳以上の男女を対象にした調査では、約半数が1ヶ月に1冊も本を読まないと回答し、また、今回調査では67.3%もの人が以前に比べて読書量は減っていると答えた。(p8参照)
この結果からも、徐々に読書離れが進んでいる事が分かる。

読書離れが進む昨今、ここらで今一度読書の素晴らしさを知ってもらい、少しでも本を読むきっかけにしてもらえると嬉しいです。

後半では、読書の効果を高める方法もご紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。

目次

読書をすること自体のメリット

語彙力が高まる


語彙力が高い人というのは、より多くの言葉を知っていて、その言葉達をきちんと使いこなせる人の事を言います。

多くの言葉を知っていると、言葉の選択肢が増えるので、会話する能力や伝達能力が上がります。

また、言葉を知らずに恥ずかしい思いをする事も無くなります。
(例えば私は、少し前まで貴社・御社の意味と使い方を知りませんでした(汗))

特に小説なんかだと、普段使わないような言葉や言い回しが多くあるので、かなり語彙力が上がります。


ただし、分からない言葉を分からないままにしておくと語彙力は上がらないので注意。

なるべくジャンルを偏らせず、幅広いジャンルの本を読むようにすると、語彙力がより高まります。

文章力が高まる


読書によって語彙力や文章表現などを学べるので、それらを活かす事で文章力が高まります。

文章力が高まると、文章を書く時に相手に伝えたい事を要点を押さえて的確に伝えることが出来ます。

上司や取引先などへのかしこまったメール、企業へのお問い合わせ、会社の資料作り、レポートや論文、年賀状、ブログなど様々な場面で文章力は必要になります。


ただ本を読みつづけるだけでも、読書で学んだ文の構成や表現などを無意識に使えるようになる事はあるので、本を読むだけでもある程度の文章力アップは期待できます。

特に、ノンフィクション・純文学(ストーリーの面白さより芸術性を重視した小説)・学術書のジャンルを読むと文章力が上がるようです。

ただ、本気で文章力を鍛えたいなら、ただ読むだけではなく自分で考えて書く事も重要です。
なぜなら、文章には起承転結やPREP法([結論→その結論の理由→具体例→これらを踏まえた上でもう一度結論]という構成方法。この方法はプレゼンやスピーチなど、幅広く使える)などの文の構成力や、主語述語・接続詞や修飾語などの文法、言い回しなどの文章表現など、これらを自分で使いこなせるようにならなければいけません。

ですので、本気で文章力を鍛えるにはただ本を読むだけではなく、文章を実際に書くというアウトプットも必要です。

本を読み終わった後に感想をノートに書いたりツイートしてみるとか、何か文章を書く時に読書で学んだ文章表現を思い出しながら書いたり、何も書くことがないなら日記やブログなんかでもいいです。
1番良いのは、文章力を鍛える本を読んで学び実践する事です。

コミュニケーション力が高まる


これは、自身の性格なども絡んでくる問題ですが、普通に知らない人と世間話出来るレベルであるなら、読書によって更にコミュニケーションを潤滑にする事が期待できます。

まず、知識が増えるので、会話の引き出し(ネタ)が多くなったり、ボキャブラリー(語彙力)が増えたり、表現力豊かで人を惹きつける会話が出来るようになるので、コミュニケーション能力が上がります。

また、読書は著者や登場人物の思考を読み取るものなので、相手が自分に伝えたい事を理解できたり、相手の気持ちを想像して共感しやすくなったりします。

また、本を要領よく読めるようになると、相手の話を聞く時・相手に話す時に会話の要点を抑えて話が出来る様になります。

コミュニケーション能力を育むには、特に小説を読むのがおすすめです。
小説はあらゆる場面を想像しながら、登場人物と気持ちをシンクロさせながら読んでいくので、コミュニケーションに必要な場面の想像力と共感力を磨けます。

想像力、創造力が高まる


先程も少し触れましたが、想像力を鍛えるには特に小説を読むのが1番です。
たまに挿絵が入っているものもありますが、基本的に小説は文章のみであり、ストーリーに沿って情景を常に想像するので、想像力がかなり鍛えられます。

想像力が身につけば、コミュニケーションのみならず、仕事や日常生活でも、「これを持ってきてって言われたけどこれも必要かな」とか、「普段あの人はこうだからこうすれば喜ぶかな」とか、ふと想像力を働かせられる事でちょっと気の利く人になれるでしょう。


また、新しい知識を得たりや想像力を鍛える事で、新しいアイデアを生み出す創造力も鍛えられます。

なぜなら、アイデアとは大抵の場合、降って湧いて出てくるものではなく、自分の持っている知識が想像で組み合わされて出てくるものだからです。(たまに降って沸いて出てくる人も居ますが…。)

創造力は決してクリエイティブな仕事の人だけに関わるものではなく、新しい企画を出す時、問題の改善点を見つける時、トラブルが起きた時にどう対処するかなど、自分で考え、生み出す力は誰にでも必要な能力です。

思考力が高まる


本を読む時に、最初は本の内容を「へーそうなんだー」と受動的に読んでも良いと思いますが、慣れてきたら本を読みながら
「それはなぜ?」という疑問や、
「それは違うと思う」という反論や、
「自分はこうした方が良いと思う」という意見
なんかを考えながら、時には本の内容を自分の仕事や人生に当てはめながら読むという事をすると思考力が高まります。


思考力が高まれば、誰かと会話する時や会議の時に相手の話を聞いた上で自分の意見を伝えられるようになります。

ただ、本でも会話でもそうですが、自分の意見を押し付けるだけではダメで(それだと何の為に本を読んでいるのかも分かりません。)、受け入れる所は受け入れる、受け入れられない所は相手の意見を活かしつつ自分の意見も通す、という風に、相手と自分の折り合いをつけていく必要があります。

ちなみに、本で思考力は鍛えられますが、論理的思考力となると、物事を道筋立てて考える力が必要となり、本を読むだけでは鍛えるのは難しいかも知れません。

ただ、多くの本は論理立てて説明されている物も多く、そのような本を多く読んでいると無意識に論理的に考える事ができるようになるかも知れませんが、やはり、道筋立てて人に説明するなどの実践をするのが1番早いです。
1番良いのは、本などで論理的思考法を学び、それを実践する事です。

ちなみに、読書で論理的思考力を学びたいなら、ビジネス書など論理立てて書かれている本も良いですが、推理小説を犯人を考えながら読むのも論理的思考力が鍛えられるので、おすすめです。
メモをとりながら犯人を予想してもいいでしょう。

読解力が高まる


語彙力・想像力・思考力などを駆使する事で文章の意味を正しく読み解く読解力を高める事が出来ます。

読解力は相手の気持ちを読み取るコミュニケーションの際も必要になります。

もちろん、読解力を鍛える為には流し読みするだけでは身に付かず、その文の意味を理解しようと考えながら読む事が大事です。
読解力をより高めたいなら、様々な文章に触れた方がいいので、偏らず色々なジャンルの本を読んだ方がいいでしょう。

また、AI(人工知能)の苦手分野は読解力だと言われており、現段階では読解力がある人は今後AIに仕事を奪われづらい為、読解力を鍛えることは仕事をする上でも重要だと言えそうです。

情報処理能力が高まる


情報処理能力に関してですが、特にビジネス書などのストーリーのない本を読む時、まず目次で本が伝えたい事の全体像を把握し、細かい内容を膨大な文章から要領よく読み、話の要点を頭で整理するというように、筆者が何を伝えたくて何が大事かを考えながら読む事で情報処理能力が高まります。

これは日常生活においても重要で、やるべきタスクを頭で整理しながらこなす時、会話する時や映画を見る時などに話の要点を理解しそれを頭で整理する時、情報過多のこの時代に自分に必要な情報を棲み分けをする時など様々なシーンで必要な能力です。

このように生活や仕事をする上でも本を読む時のように、[全体像の把握・細かい部分の要点を抑える・頭で整理する]力が必要になります。

記憶力・集中力が高まる


本を読むなら記憶力は重要です。

例えば、小説なら登場人物や場面を覚えておく必要があり、ビジネス書などでも、話の全体像や大事なポイントを覚えながら読む必要があります。
読むのを中断した場合にも、しおりはあってもある程度どこまで読んだかも覚えておかないといけません。

このように、本を読むだけでも記憶力を必要とされるため、記憶力向上が期待できます。

さらに、記憶力は日常生活でも必要となりますが、仕事をする上でも指示された内容を忘れたり、予定を忘れてダブルブッキングしてしまったりという事があるため、記憶力を育てる事はかなり重要です。

ちなみに、ビジネス書や専門書など同じジャンルの本を何冊か読むと、違う本でも共通している情報があり、同じ情報が何度も出てくる事で記憶にも残ります。

また、そのような共通の情報は核心とも言える情報なので、覚えておく必要があります。
後述する読書の効果を高める方法でさらに記憶力を伸ばす事が期待できるのでおすすめです。
[読書効果が高まる方法へスキップ]



集中力に関しては、同じ本でも実用書などは写真や絵が入っていたり、文字も太文字や赤文字で強調されていたりするので読むのに飽きづらいですが、小説なんかは挿絵があるものもありますが基本的に黒一色の文章だけなので、脳が飽きてしまうためより集中力が必要です。

読書は脳をフル回転させながら読み続けられるような集中力が必要とされるため、集中力が上がります。

集中力を高める為には、読むのが嫌になるような難しい本ではなく、まずは自分が面白い・どんどん読み進めたいと思うような本を読んで集中力を高めましょう。

集中力はセミナーなどで長時間話を聞く時や、家事や仕事・勉強を集中して短時間で終わらせる場合などに必要です。

新しい知識・価値観・考え方などを学べる、その結果視野が広がる

読書をすると本を通して色々な事を学べます。

難しい単語、ノウハウ、人の生き方・体験談・経験談・価値観・考え方など、そのほかにも多くの知識や経験が学べ、教養が深まります。

特に、人の生き方・体験談・経験談など、その人からしか得られないものは色々とあり、普段聞くことができないような先人達の話を、本を読めば知ることができるのはかなりの価値があり、それを自分の人生にも活かすことが出来れば、少し人生が豊かになるかも知れません。

他にも、過去の偉人達が残した言葉や考え方、価値観などを今を生きる現代の我々が知ることが出来るのも読書のメリットでもあり、なんだかロマンも感じます。

特に、偉人達の価値観や考え方は現代にも通じる所もあり、その考え方や価値観を自分に落とし込められればなお良いと思います。


こうして、本を通じて今まで知らなかった知識や経験、生き方などを学ぶと、今までの考え方や価値観が変わったり、こういった道もあるんだと学んだりする事で、人生での視野が広がります。

ただ、広い視野を持つには、1つのジャンルでも良いのですが、なるべく偏らず、様々なジャンルの本を読むように心がけましょう。

ストレス解消


想像力を働かせながら本を読むことで現実を一旦忘れることが出来ます。
現実逃避と言われればそれまでですが、ストレスを溜め込む事は何よりも心身に異常をきたします。

また、ストレスを解消するには没頭が1番だと言われています。確かに、失恋を仕事の忙しさで紛らわすなんていうのはよく聞きますよね。


読書のストレス解消効果は散歩や音楽鑑賞などを上回るという研究報告もあるぐらいです。

また、読書はセラピー(ビブリオセラピー)としても取り入れられています。
ビブリオセラピーの動きは世界的にも進んでおり、イギリスでは政府公認で精神疾患のある患者に薬の代わりにビブリオセラピストの選ぶ本を処方されるというプログラムがあるそうです。

文章を早く読める


何冊も読書を続けていると、予備知識が深まる事、脳の情報処理能力が上がる事で要領よく読めるようになるので、段々と文章が早く読めるようになります。

文章を早く読めるようになる事はそのまま読書時間の短縮にも繋がり、他にも、教科書や参考書を読む時、会社の資料を読む時、長文のメールを読むとき、取り扱い説明書を読む時など長文の文章を読む時に役立ちます。

頭が良くなる、脳の活性化


例えば、推理小説なら、文章を読む・想像する・要点をまとめる・推理するという事を同時にし、黒一色の文章を集中して読み続ける集中力・登場人物や場面などを記憶する記憶力なども必要になるので、脳のあらゆる部分が刺激されることで脳が活性化され頭が良くなります。

また、これまでのメリットを踏まえても、かなりの様々な能力が身につく事は明らかです。

さらに脳を活性化させたいなら音読が1番良いです。声に出すというのは会話するのと同じようにアウトプット能力もかなり高まり、より記憶にも残りやすいです。
ですが、1人でも音読をするというのはなかなか勇気がいると思いますので、その場合は無理せず黙読でも十分読書の恩恵は受けられます。

さらに、読書は認知症予防にも効果があると言われています。
認知症予防をしつつ老後をゆったり楽しむ為にも、読書は有効かもしれません。

健常高齢者の読書中の脳活動の学術記事
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbs/3/1/3_31/_pdf/-char/ja

より能力を上げる本のジャンル

より能力向上させるにはジャンルを偏らせず、幅広いジャンルを読むことが1番重要なのですが、〈読書をすること自体のメリット〉でもお話しした通り、能力を伸ばすのにおすすめのジャンルがある物もあるので、その内容をまとめておきます。

文章力を上げるのにおすすめのジャンル

ノンフィクション・純文学(ストーリーの面白さより芸術性を重視した小説)・学術書

想像力・コミュニケーション力を上げるのにおすすめのジャンル

       小説全般

論理的思考力を上げるのにおすすめのジャンル

ビジネス書など論理立てて書かれている物・推理小説

読書に関わるメリット

スキマ時間の活用の1つに


読書はいつでも好きな時に静かに始められる物なので、時間や場所を問わずスキマ時間を活用できます。
本を持ち歩くのが面倒なら、今はスマホやタブレットで電子書籍も見れるので、そちらを活用してもいいかも知れません。

そして、スキマ時間が出来たらその時間で少しだけ本を読む。1冊全て読もうとする必要はありません。

また、スキマ時間はあっても運転中や満員電車などで読む余裕が無いと言う人は、オーディオブックが便利です。
オーディオブックなら、手が離せない状況でも耳は使う事ができるので、ながら読書ができ、時間の有効活用にもなります。

他の趣味より身になる部分が多い(精神面で)

趣味というと色々とあり、スポーツ系の趣味ならば健康になったり体が鍛えられたりというメリットがありますが、読書を趣味に出来れば、頭が良くなるのに加えて色々な知識や経験や価値観などを学べるのでかなりメリットの大きい趣味と言えます。

また前述したとおり、読書は時間も場所も選ばないので、特定の場所に行かないと出来ないという事はありません。

逆にどこででも読めるので、家でなくとも、カフェ・図書館・公園・山や海など、自分の好きな場所で読む事が出来ます。

ついでに、会話する時に「趣味は読書」と言うと相手に少し知的な印象を与えられますし、面接などでも言いやすいですよね。

ネットの情報よりも信頼できる


何か調べ物をする際、つい便利なネットに頼りがちですが、より信頼性の高い情報を得ようと思えば、誰が書いているのか分かりづらいネットよりも、きちんとその道の専門家が書いていると分かりやすい本の方が信頼性は高いと思われます。

ネットでも、信頼性の高い情報を出してくれている所もありますが、よほど政府や公式のホームページでも無い限り、それが信頼できる情報かどうかを見極めるのは難しいでしょう。

また、本は色々な人の目を通した上で出版されるので、間違いが少ないです。
(逆にそのため、執筆者が何でも自由に書けるという訳では無いですが。)

ただ、同じ医者でも治療方針が違うように、専門家によっても意見が食い違うため、本によって言っている内容が違うという事はあるので、そこは自分の判断に委ねられます。

幅広く勉強出来る


何かを勉強するなら、特に本がおすすめです。

先程の信頼性という点もありますが、本ならば、イラストや写真付きで分かりやすく説明してくれているものも多数あります。

また本ならば、初心者なら初心者向けの勉強内容を体系的にまとめてくれているので、いちいち色々な情報を探す手間が省けて、効率よく勉強出来ます。

また、ネットだと情報がピンポイントになりがちですが、本なら幅広く学べます。

例えば、ネットならレシピを調べるとレシピだけが出てきますが、本でレシピ本を買うと、レシピの以外にも、食材の切り方や見分け方、調理器具、調味料の種類など、レシピ以外の情報なども幅広く載っていることが多いです。

逆に、本の場合だとピンポイントで例えば“大根のレシピ”のみを複数同時に調べる事は難しいです。(たまにそういったピンポイントな本もありますが)

なので、何か勉強する時は、幅広い情報を知りたいなら本、ピンポイントの情報を知りたいならネット、とそれぞれの利点を使い分ける事も大事かと思います。

自分の市場価値を上げる


将来、ほとんどの仕事はAIにとって代わられると言われています。

なので、現段階でAIの苦手分野である、読解力・想像力・コミュニケーション能力(siriのように会話は出来ても、共感したり、その言葉の裏にある感情を読み取ったりはまだまだAIには難しい)などを読書によって高めて、自分の市場価値を今から上げていくのがいいでしょう。

また、可能ならば自分の専門性を高めて、オリジナリティなどの強みを持っていたり、自分にしかできないような唯一無二に近い存在にならなければ、これからの時代を生きていくのは難しいかもしれません。

本を読むデメリット

時間がかかる


本を読むためには、どうしてもどこかで本を読む時間を取らなければいけません。

また、本の分厚さや内容・その人の読むスピードなどによっても1冊にかかる時間が変わってくるので、人によっては1冊読むのにかなり時間がかかるかも知れません。
もしも、なかなか本を読む時間が取れないという人は、スキマ時間を活用したり、音声の朗読を聴くオーディオブックでながら読書をする事も検討してみてはどうでしょうか。

子育てのスキマ時間に本を聴いて楽しむ – audiobook.jp

お金がかかる


本を読むには本を買わなくてはいけません。

一度購入してしまえばずっと手元に置いておいて何度も読み返す事は出来ますが、1冊500〜1000円前後の物が多く、高い物だと2.3000円前後する物もあり、やはり本にかかるお金はネックな部分です。

中古本を安く買うという手もありますが、新刊だと中古で売られていない可能性もあったり、中古で買うとなると本の選択肢が狭まります。

ただ、逆に中古なら今は売られていないお宝本を見つける事も出来るかもしれません。
図書館で借りれば無料で本が読めますが、古い本やマイナーな本が多く、本屋のような魅力的な本は少ないです。

魅力的な本を何冊も読みたいなら、Kindleのような毎月本1.2冊程度の金額を払えば本が読み放題のサービスはお得でおすすめです。

目が悪くなる可能性がある


暗い所で本を読んだり、長時間同じ距離で小さい文字を見続けると目が疲れたり、目が悪くなると言われています。

暗い所で本を読むと目が悪くなるというのは、まず、暗がりに加えて、瞳孔が開きピントが少し合いにくくなる事で、よく見えないので近づいて読むことが原因です。

スマホなどの場合はそれ自体が光を発しているので問題はないですが、周りは暗く、スマホだけ明るいと頭が混乱し“光刺激性てんかん”の原因になる事もあるので注意が必要です。


対処法としては、暗い所で本を読むなら読書灯を付けたり、ときどき休憩をしながら遠くを見るようにしましょう。
本以外にもスマホや勉強する時など何でもそうですが、目を悪くしないためには、暗がり・近く・長時間を避けましょう。

読書の効果を高める方法

分からない言葉は調べる


調べた後は次にその言葉が来てもこういう意味だったよね。と理解しながら読め、何度もその言葉が出てくるならより言葉と意味を記憶させやすいです。

それによって、あらゆる言葉と意味を記憶し使いこなせれば、語彙力アップに繋がります。

考えながら読む


ただ文字を追いかけのるのではなく、文章の内容を理解して考えながら読む事で、頭に入りやすく、記憶にも残りやすいです。

また、考えながら読む事で思考力・読解力・情報処理能力など、あらゆる能力が鍛えられ、頭が良くなります。

付箋をする・書き込む・メモを取る


先程の“考えながら読む”の進化版で、特にその本を読んで学びを得たい・勉強したいと思う時はメモを取る・書き込む・付箋をするというのがいいでしょう。

個人的にはメモを取るのがオススメです。

書き込みのように本が汚くなる事も無く、付箋の様に大事だと思ったポイントを探す手間が少し省けます。

また、メモを取るというアウトプットをする事で記憶にも残りやすくなりますし、後からメモを元に大事なポイントなどをまとめ直す事も出来ます。
メモの内容をマインドマップなどにまとめても良いかもしれません。
メモには、自分が大事だと思うポイントや、要約などを書き出しましょう。
ただ、どうしても読みながらメモを取るのが難しいならば、付箋だけでもしましょう。

そして、1番は勉強した事を実践できる行動力が1番大事です。
ただ勉強しただけでは知識としては頭に入っていても、行動できなければ真の実力は付きません。

読んだ後に要約・要点・感想を書く


この方法はメモと違って読んだ後にまとめて行うので、記憶力・読解力・思考力・文章力など様々な能力向上に役立ちます。

映画などでも同様に出来ますが、話の内容を要約したり、起承転結のストーリーの流れを書いても良いでしょう。
より思考力を高める為には、要約だけではなく自分の感想も書いた方がいいでしょう。

このように、インプットした事をすぐにアウトプットすることで脳に残ります。
また、これをすることで内容を簡潔に書いたり話したりする能力も鍛えられます。
この時、読書で学んだ文法の使い方を活かして文章にして書くことで、文章力アップも期待できます。

要点や感想をスマホのメモなどに書いても良いですが、漢字力も鍛えたいならノートなどに手書きで書く事をお勧めします。

何回も読む


何度も読む事でその本の言いたい事がより理解できたり、内容が頭に残ります。

また、時が経って読み返してみると、あの時は分からなかったけど、この本が言いたい事はこういう事だったんだ!という新たな発見もあります。

本を人に紹介する、内容を説明する


例えば、友人などに本を紹介しようとするならば、その人の趣味や嗜好、その人がとっつきやすいかどうかを考えて紹介するので思考力が高まり、自分が今まで読んだ本の数やどれだけ内容を覚えているかなども物を言います。

また、人に紹介するのに本のあらすじを頭で整理しながらネタバレしないように、かつ、面白かった点などを伝えることになるので、かなりアウトプット能力が鍛えられますし、より興味を惹くような話が出来るようになります。

例えば、ネタバレの部分はいわばお笑いで言う“オチ”であり、ネタバレありで話をするなら、そこまでをいかに惹きつけるかでオチが活きてきます。
人に話すというアウトプットをする事で、自分の頭にも本の内容が残ります。

何より、同じ本を読んでも人によって意見や感想は違ったりするので、オススメの本を読んでもらってその本について友人などと語り合うのも楽しいでしょう。

まとめ

それでは、ここまでに説明したメリット・読書に関わるメリット、デメリットをまとめていきます。

メリット
  • 語彙力が高まる
  • 文章力が高まる
  • コミュニケーション力が高まる
  • 想像力・創造力が高まる
  • 新しい知識・価値観・考え方などを学べる、その結果視野が広がる
  • 思考力が高まる
  • 読解力が高まる
  • 情報処理能力が高まる
  • 記憶力・集中力が高まる
  • ストレス解消
  • 文章を早く読める
  • 頭が良くなる、脳の活性化

これらの能力は、本を読むだけでも得られますが、後述する効果を高める方法を実践すればさらなる能力アップが期待できます。

読書に関わるメリット
  • スキマ時間活用の1つとして
  • 他の趣味より身になる部分が多い(精神面で)
  • ネット情報より信頼性が高い
  • 幅広く勉強できる
  • 自分の市場価値が上がる
デメリット
  • 時間がかかる
    対処法→スキマ時間・オーディオブック
  • お金がかかる
    対処法→図書館(無料)・中古本(安め)・Kindleなどの読み放題サービス(かなり安め)
  • 目が悪くなる可能性がある
    対処法→暗がりでは読書灯を付ける・定期的に休憩し遠くを見る

絶対にしてほしい読書効果が高まる2つ方法

読書の効果が高まる方法はこれから紹介する方法以外にも、何回も読む・メモを取る・本を人に紹介するなどがあるのですが、特にこの2つは実践してほしいので、この2つの実践方法を解説します。

この2つをする事で、主に
【語彙力・想像力・記憶力・情報処理能力・思考力・文章力・読解力・コミュニケーション力】
これらの能力向上が期待できるため
ぜひ実践してほしいです。

その2つの方法とは…

・考えながら読む
・読んだ後に内容をまとめる

です。

考えながら読む方法

最初はゆっくりでもいいので、考えながら読んでみましょう。
初めは楽しみながら自然と考えられる小説から読んでみると良いかもしれません。

慣れてきたら、①から順番に実践してみましょう

  1. 分からない言葉は調べながら読む
  2. 話の内容を想像する(小説以外でも)
  3. 小説なら登場人物や場面、ビジネス書など小説以外なら要点を理解し記憶する
  4. 場面や要点を頭で整理し要約する
    (小説以外なら、まずは〈はじめに/おわりに〉と〈目次〉をざっとでも良いので読んで本の全体像を理解しましょう)

  5. 読みながら自分自身に置き換えてみたり、自分の感想や意見、反論・疑問などを考えながら読む

②.③くらいまでなら、自然とやっている人も多いかもしれません。
最終的に、これらを読みながら同時に出来るように目指しましょう。

また、読解力を鍛える為には、分からない文章があった時は立ち止まって分かるまで意味を考えましょう。

読みながら文章力を鍛えたいなら、文脈や文章の構成を気にしながら読むのがいいでしょう。

読んだ後に内容をまとめる方法

考えながら読んでインプットをした所で、次にアウトプットをする事で、読書のメリットを最大限に活かせます。

本を読み終えたら、

・本の全体像
・本の大事なポイント(要点)
・本の要約(内容を簡潔にまとめたもの)
・読み終わった感想・意見や疑問など

これらをノートやメモに書いていきましょう。


書くときは話し言葉ではなく書き言葉で書きましょう。
初めは、覚えている限りでいいので少しずつ思い出しながら書いていきましょう。

スマホなどで、このテンプレートを用意して、本を読み終わるたびにこれを書いていき、後から見返すのも楽しいですし、その本の内容を思い出しながら追体験する事もできます。
また、この時の感想などを見た上でもう一度本を読んでみるとまた違った発見や感想が出てきて面白いかもしれません。

【具体的な書き方】

本の全体像

小説なら、全体的にどういった話なのかを書きます。要約のように細かな内容を書く必要は無く、”全体的に大体こんな感じの話”というのを書きます。

小説以外なら、大体は目次を見て全体像を把握すると思いますが、ここでは目次を見らず、本を読んだ上で本が全体を通して伝えている事を考えて、“ざっくりとこの本をまとめるとこういった内容”というのを書きます。

本の大事なポイント

小説なら、見どころや大事なシーン・登場人物の心の移り変わりなどを書きましょう。

小説以外なら、本が伝えている要点・自分が特に大事だと思うポイント・覚えておきたい情報などを書きましょう。

(ただ、本気で勉強のためだけに読む本なら、忘れない為に読みながらメモしましょう。)
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要約の方法

小説の要約
・あらすじ風にまとめる
・起承転結ごとに書く

…どちらでも。

小説以外の要約
ポイントを抑えつつそれぞれの章で伝えられている事を要約
(なん章に何が書いてあったか忘れた場合は、目次を見てもいいです。)

感想の方法

感想だけでなく、あれば意見や疑問なども書いていきましょう。

読み終わった感想などは、ノートなどに書く場合は小学校の時にした読書感想文を意識して書くと良いです。


また、感想をレビューやSNSなどにアップするのも、周りからのコメントなどが貰えるので楽しく取り組め、人に見られる事を意識するので文章力もより上がります。

ただ、その場合ネタバレ内容を含むものは[ネタバレ注意]などと書く配慮は必要です。


感想などもそうですが、ビジネス書などを読んで、今の自分の状況に置き換えられる内容なら、自分に置き換えた上でどうこれからに活かせるのかも書きましょう。

そして、少し上級者向けかも知れませんが本を読んでこの情報を自分に活かしたい・やってみたいと思ったなら、ほんの少しでも、1日でもいいので実践してみる事です。

例えば、本でダイエット法を学んだなら、その中の1つでいいので実践してみて下さい。
そうする事で、知識としても骨身に染みて、自分の向き不向きも分かるようになるからです。
そして、自分に向いているものがあれば、それを実践し続けられれば、行動力も変わり、人生も少し豊かになるでしょう。

出来れば、2つとも実践して欲しいですが、初めは「考えながら読む」という事を意識しながら読書するだけでも良いです。


それに慣れてきたら、とりあえず本の感想をSNSやレビューサイトに書くだけでもいいです。
それらをするだけでも、得られるものはかなり大きいでしょう。

ここまで話した様に、自己成長や知識を得るという部分でも本は大きな役割を果たしますが、
1番は楽しんで読む事です。
なので、どうしても難しい・つまらないという本があれば、途中で読むのをやめてしまっても構わないんです。
後でどうしても読みたくなったら、また読めばいいんです。
その時には自分も成長していて、難しく感じなくなっていたり、その本の面白さが分かる様になっているかも知れません。



もしも、本を読みたい気持ちはあるのに読めない…と悩んでいるのでしたら、こちらの記事も参考にしてみてください。

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